EdisonのFWアップデートでつまづいた話
Intel® EdisonのFWをアップデートしたときにつまずいたので、その覚え書きです。
先日、久しぶりにEdisonを起動した私は、とりあえずFWのアップデートをしようと思いました。
居酒屋にいったら「とりあえず生」、PCは久しぶりに起動したら「とりあえずアプデ」、これは良識ある社会人としてのマナーであることは、読者諸兄におかれましても十分にご存知のことかと思います。
まずは、Intelのサイトから、現時点の最新FWをダウンロードしました。
2015/9/12時点ではV2.1(weekly-159)が最新でした。
Intel® Edison Board Software Downloads
次に、EdisonをMacにつないで、ディスクとして見える領域に、ダウンロードしたzipを解凍したものをそのままコピーしました。 そして、シリアルでEdisonに接続して、reboot ota
実行。
これで全てうまくいく、この時まではそう考えていました…。
しかし、Edisonが何度か再起動し、終了したようなメッセージが出るものの、versionを確認(cat /etc/version
)しても変わっていない。。。
ネットで調べていると、こちらのBlogの内容が引っかかりました。
Intel® Edisonを使ってみる−セットアップ編②(Firmwareアップデート)−
同じ方法で2.0にはアップデートできるが、2.1にはなぜかできないとのこと。
そして、記事の一番下に、追記として、flashall.shを使用してアップデートできたと書いてあるので、その通りにやってみました。
しかし、これもなぜか失敗。
原因不明。しかも「このディスクはマウントできません」みたいなエラーが出てしまうようになりました。
その後、何回かflashall.shを繰り返しましたが、アップデート中にEdisonの再起動を待つあたりで、以下のメッセージが出てくる。
Timed out while waiting for dfu device 8087:0a99
Did you plug and reboot your board?
If yes, please try a recovery by calling this script with the --recovery option
ということで、recoveryしてみました。
しかし、Macは対応してないゾ、と。
sudo ./flashall.sh --recovery
Recovery mode is only available on windows and linux
しょうがないのでwindowsでrecoveryしてみることにしました。
すると、今度はxfstkがないゾ、と。
flashall.bat --recovery
You should install xfstk tools, please visit http://xfstk.sourceforge.net/
そこでxfstkのページを見に行きましたが、ソースコードしか置いておらず。
Ubuntuでビルドしたという記事は見つかったのですが、linuxを入れてるPCないし、これクッソめんどくさそうだな…と私の心は折れかけました。
Building xFSTK on Ubuntu 14.04 (32-bit) for flashing Edison
とりあえず、一縷の望みをかけて、オプション無しでflashall.batを叩いてみました。
すると、どうやらアップデートできたようです。
windowsのドライバからはディスクとして見えていたので、その辺が要因かも。
Macに接続しなおして、一応、Flash Tool Liteを使ってアップデートしなおしておきました。
Flash Tool Liteの使い方は以下を参照。
cat /etc/version
weekly-159
uname -a
Linux edison 3.10.17-poky-edison+ #1 SMP PREEMPT Fri Jun 19 12:06:40 CEST 2015 i686 GNU/Linux
さて、アップデートできたものの、設定とか全て消えてしまったので、やり直さなくては。
まあ、こういうトラブルからスキルアップするものだと思うので、これも楽しいですよね。
それでは(^-^)/